ホーチミン市でよく食べた米粉麺「フォー」と「ブン」

こんにちは、ホーチミン市に4年在住しています。今日は、日本でも有名なベトナム料理フォーを紹介します。フォーは、米粉麺になりますが、実は、他にも種類があって、「ブン」という米粉麺も有名です。 そして必ずしも、ラーメンのようにスープに麵を入れる料理ばかりではないです。

ちなみに日本でよく食べた中華麺の材料は小麦粉になり、麵の色は、黄色になりますよね。 それに対し、ベトナムのフォーは、米粉(こめこ)から作られている訳なので、白い麵になります。

 

路上の屋台で出されるフォー

ベトナムでは、フォーの麺と一緒に鶏肉や牛肉をスープに入れます。 ちなみに、フォーと鶏肉の入ったスープの料理名をフォーガー(Pho Ga)と言います。 その他、フォーと牛肉の組み合わせをの料理をフォーボー(Pho Bo)といいます。 さらに、フォーと家鴨肉の組み合わせは、フォーガン(Pho Ngan)と言います。 鶏肉は、ベトナム語でガーになりますので、鶏肉の入ったフォーを「フォーガー」、 また牛肉は、ベトナム語でボーになりますので、牛肉は、「フォーボー」になります。 フォーを食べに行く方は、覚えておきましょう!

フォーの入ったスープは、ラーメンのように濃くなく、あっさりしています。 現地の人は、牛肉だけでなくフォーと一緒に大量の野菜や葉っぱを入れたりもします。 唐辛子をハサミで切ってスープに入れる人もいますが、かなり辛くなるので、注意が必要ですよ。

 

もう一つの米粉麺「ブン」

ベトナムには色々な米粉で作られた麺があります。「ブン」(Bun)もまた主な米粉麺です。 ブンはフォーより柔らかく、フォーより細麺になります。 ベトナムにはフォーやブンを使った料理は、いくつかありますが、基本的にはフォーの麺と一緒に鶏肉や牛肉をスープに入れます。ブンと鶏肉の組み合わせ料理は、「ブンガー」(Bun Ga)になります。 ブン(Bun)と牛肉の組み合わせは、「ブンボー」(Bun Bo)になります。 ちなみに「ブンカー」(Bun Ca)という食べ物があります。 カー(Ca)はベトナム語で魚を意味しますが、どんな麺料理か想像できますか? こちらは、魚の入ったスープ麺になります。 そして、ブンの料理で忘れてはいけないのは、ブンボーフエ(Bun Bo Hue)になります。 ベトナムの中部にあるフエ(Hue)の料理として有名です。Hueは都市名なんですね。 こちらは、牛肉とブンと玉ねぎをスープに入れた料理になっています。あくまで主観ですが、ブンボーフエ(Bun Bo Hue)の方が、若干味が濃い印象です。

 

ホーチミン市のフォーのチェーン店

では早速ベトナムのフォーを食べにいきましょうー!実は、ホーチミン市には、 フォーのレストラン(チェーン店)が、いくつかあります。その一つが「pho24」です。 pho24はベトナム国内で有名なチェーン店になります。 もう一つ有名なチェーン店が「Mon Hue」という店舗になります。monはベトナム語で食べ物を意味して、hueは都市の名前になります。このレストランでは、主にベトナム中部のフエ料理が提供されます。

青空市場で、フォーを食べる

青空市場に行くと、アヒルを切り落とすためにゴンゴンという音が響きます。こういった路地でも、米粉麺は屋台料理として食べることができます。 今日の昼飯はここにしましょう!

青空市場のアヒル肉とフォー

ブンガン(Bun ngan)を注文しました。 ガン(ngan)はアヒル肉になりますので、アヒル肉とブンをスープに入れた料理になります。 写真のようなアヒルの肉をその場で、切り落として、スープに入れていきます。 アヒルの肉と血の豆腐が入ったブン(Bun)になります。値段は、100円ぐらいです。 上の写真はアヒルの血ではなく豚の血になります。 色が若干アヒルの血より豚の血のほうが濃いと思います。

 

東京でも食べられるベトナム料理

東京にもベトナム料理店があり、フォーを食べることができるので、最後にその場所だけ共有します。 場所は、新宿で、店名はベトナムガーデン(Vietnam Garden)と言います。 私も一度だけ行ったことがあります。 値段は、もちろん日本で食べる方が高いです。 ベトナムでStreetFoodとして売られているフォーは、日本では高価になります。