ベトナムの旧正月(テト)は街がゴーストタウン化する

こんにちは、私は、ベトナムに4年移住していました。今回はテトについて解説します。 日本は、山の日とか子供の日とか海の日とか、休日が多い国です。 べトナムでは、フン王が死んだ日、南ベトナム解放の記念日などが、国民の休日になっておりますが、実は、ベトナムの国民の休日は少ないです。 ベトナムには盆休みや年末年始の休みはありません。年末年始は、1月1日だけ休みで、すぐに次の日から仕事です。

ベトナムの8月にお盆休みは、ありませんが、 2月中旬のテト休暇になります。(2018年の場合) ベトナムの主な国民の休日を以下の表にまとめてみました。 日本貿易機構(JETRO)からも各国の休日の詳細を検索できますよ。

 

獅子舞の踊り

テト休暇が近くなると獅子舞が街で動き出します。上の動画はホーチミン市5区になります。 私がなんとなく歩いていると、Ông Bổn Pagodaから太鼓の音が夜に聞こえてきました。

Ông Bổn Pagodaに近寄ってみると、夜に獅子舞の稽古をしていました。 高い段差に登り、そこで獅子舞の踊りをしているのですが、ある意味命がけの練習だと思いました。

サイゴンがゴーストタウン化する

テト休暇中、ほとんどのベトナム人が実家に帰ります。 そのためホーチミン市などの都市部は静かになります。ほとんどの店舗は閉まり、ゴーッストタウン化します。 もちろんすべての店舗ではないので、食べ物を購入することはできます。ただ、物価が少し上がります。

ちなみにホーチミン市から他の都市部に行くことも、 テト期間中だと帰郷する人がほとんどの為、バスが満席になるはずです。 上の写真は、テト期間中のベンタイン市場になりますが、閉鎖されています。

この時期にベトナム観光に来るのはお勧めできませんね!!

中華街の燈籠(Dēng lóng lantern)

ホーチミン市のグエン・フエ通りでは、綺麗な花が飾られていました。ここでアオザイを着て写真撮影をするベトナム人は多いです。

中華街の燈籠(Dēng lóng lantern)

ホーチミン市5区の中国人街ですが、 ビンタイ市場を少し歩くと中国燈籠(Dēng lóng lantern)の店舗が広がります。 中国燈籠(Dēng lóng lantern)は春節(Chūn jié)のためのものなります。

中国燈籠には福の文字が書かれていて、時々福の文字が反対になることがあります。 これは、福倒了(Fú dào le)と呼ばれこの発音が福到了(Fú dào le)と同じことから 福の文字が反対にします。 福到了とは、福來たるということです。

紅包(Hóng bāo)

テト休暇では写真にある赤い封筒が道端で売られることがあります。赤い封筒にお金を入れて、子供にあげます。 この赤い封筒は紅包(Hóng bāo)と呼ばれております。写真ではたくさんの紅包が吊るされています。

爆竹を鳴らす

テト休暇では路上で写真の様な爆竹が売られ、爆竹が真夜中でも鳴り響きます。 爆竹を鳴らした後皆、Happy New Year!と叫んでいました。