市の中に区と県がある

実はベトナムの場合、市の中にいくつも区があります。日本でいうと横浜市のような政令指定都市と同じで、 横浜市の中に美浜区などがあるように、ホーチミン市にもタンビン区などがあります。 中国の上海市も同じような構造です。 ただ大きく日本と異なるのが、市の中に県があるということです。例えば茨城県水戸市の場合、県の中に市がありますね。 ベトナムの場合、市の中に県は存在します。県は区(district)と同等というイメージです。また例を挙げますと、 HCM city Hoc Mon prefecture(ホーチミン市ホクモン県)といった感じです。 住所内のQuan(district)は区になり、phương(ward)も区になります。以前紹介した1区、2区は、Quan(district)の方になります。上記のSaigon Catholic Cathedralの住所で、Bến Nghéは、ward nameになります。 区というのは英語で、districtとWardがあり、日本国内では、Wardのみ使いますが、ベトナムではどっちも存在します。つまり一つの市に二つの区が存在するような形です。 例えば日本の東京都特別区は、Shinjuku wardです。新宿区役所の場合、英語では、Shinjuku ward officeになります。でもdistrictの相当する区は日本にはありませんね。

 

ホーチミン市の区ついて

ベトナムのホーチミン市には東京の特別区の様に区があります。東京ですと、新宿区や千代田区などが中心地ですよね。 ホーチミンですと1区が中心地といえます。しかし1区だけで、見るととそんなに広くはないです。 ホーチミンは全部で、19区ありますが、全て行ったことはありません。 実際同じホーチミン市でも区によって雰囲気は変わります。 そしてホーチミンの郊外はまだ都市開発中で、田舎だったりします。

District Characteristic
District one Don khoi street/ Little Tokyo town 
District Five China town
District Seven Korean town
District two Western Town

ホーチミン1区 シャンゼリゼ(フランス)通り・リトル東京

有名な建造物や高層ビルは、中心地の1区に集約されています。1区には多くのレストランもあり、1区で観光は足りると思います。 1区にはインドシナフランス領時代の歴史建造物はDong khoi Streetにあり、この通りは東洋のシャンゼリゼ通りと言われています。 Saigon catholic cathedral, opera house, Saigon Central Post Office, Vietnam People's Committee Office Building, Majestic hotelがこの通り沿いにあります。 リトル東京(little Tokyo town)と言われる場所も存在しています。東京ショップや丸亀製麺、ラーメン屋があったりします。露天風呂もあります。しかし物価は他の区と比べて高いです。

ホーチミン市 1区 ベトナムのリトル東京 Little Tokyo

ベトナムには、リトル東京と言われる場所があります。 その地区にあるのが、この東京ショップです。場所は1区です。中心地でもあり、物価はここの区だけ高く、不動産も高いです。 日本と同じかそれ以上です。私は、郊外に住んでいますが、値段的には郊外安いように感じます。郊外には、あまり店舗が無いのが難点です。

東京ショップの輸入品

入って見ると、かき氷のサクレが置いてありました。懐かしく買おうと思ったら、なんと400円でした。確か、日本だと100円だったような気がします。 どの品物も関税の影響で割高です。 結局買ったものは、写真の納豆です。懐かしい味でしたが、すごく凍ってました。 値段は、なんと400円でした。ベトナムに観光に来た人が東京ショップに行くことはないでしょう。長く住んでいる人にとっては貴重なショップになります。

  

ホーチミン市 チョロン 中国人街

中華街はどこの国でもあるようです。他の記事にも記載しましたが、マレーシアのクアラルンプールにもKL central駅近くに中華街があります。 カンボジアもバベットという市に中国人街があって中華料理を食べれます。 日本だと横浜市にありますよね。 ベトナムのホーチミン市にも中国人街があります。場所はホーチミン市5区で、チョロン地区と呼ばれています。 中国人街というと横浜市の元町中華街を思い出す方もいるかと思いますが、元町中華街は、レストラン街といった印象です。 5区は範囲が広くて、レストラン街ではなく、その地域に多くの中国人が住んでいるといった形です。 その為なのか生活に関わる全ての店が中国語化しています。 例えば、上の写真の様な書店(Shūdiàn)という中国語の看板があったり、 药房(Yào fáng)と書かれた薬局屋さんがあったり, 鞋店(Xié diàn)と書かれた靴屋も発見しました。 中国人街の地区だけ、ある意味中国だと思っています。 1778年広南国を支援していたビエンホアの華人が難民となりチョロンに移り住んだことが この地区の始まりと言われています。

ホーチミン7区 韓国人街

東京の新大久保のコリアンタウンも、レストランやスーパがあったと思います。ただそれは、通り沿いの一画だけです。 それに比べてホーチミン7区の韓国人街は広く、全てがハングル文字で書かれております。 この韓国人街には、仕事でやって来た韓国人の駐在員が多く住み、マンションも立ち並びます。歴史建造物はないですが、韓国を楽しむことができます。1区からバイクで40分かかります。 韓国料理をたくさん食べれ、コチュジャンや辛ラーメンもここで買えます。ただ1区と同様、物価は他の区と比べて高いです。

ホーチミン2区 ビンタイン区 西欧人街

ホーチミンのビンタイン区や2区は、西欧人街と言われております。西洋風の邸宅ヴィラ(Vila)が立ち並びます。おしゃれなカフェもあります。  ビンタイン区には、Vincom center landmark towerがあり、夜のイルミネーションが綺麗です。